お水の話

人間の体の70%は水分だそうです。栄養バランスの取れた食事をすると、体の中の入れ替わりが起こります。この時材料の入れ替わりをスムーズにしてくれるのが「お水」です。体の中を水の流れに沿って栄養が運ばれ、ハーブの働きによって古いものと新しいものの入れ替わりが行われるという事です。昔から日本では「薬味」といって、お料理に添えられているハーブを一緒に食べる習慣を持っていましたが、このところのファーストフードの定着化によって、以前のように日本の季節のハーブが食べられなくなってきています。それだけならまだしも、“トイレに行くのが面倒くさいから”とか、“仕事中に水なんか飲んでられないから”という様な理由でお水を飲まない人がとても多い事に驚かされます。体の70%は「水」ですから、新しい水を体に入れないという事は“体は汚れた水だらけ”という事になります。バケツに水を溜めたまま長い間放置しておくと、腐敗してボウフラなどが繁殖し、濁って苔むしてきますが、見えないだけで体の中でも同じ事が起こっているんですね。そしていつかは“外から見ても分かる”お肌の色つやが悪くなり、体の中では水が濁って「肩こり」「疲労感」などが継続的に起こるという結果になってしまいます。NHKの教育テレビでも“人間は一日に3.6リットルは水を飲む必要がある”と言っていました。ちなみに「スーパーモデル」と言われるトップクラスのファッションモデルさん達は、一日に5~6リットルのお水を飲んでいるからあんなに綺麗なお肌なんだそうです。ペットボトルのお水が一気に売られる様になったのは、モデルさん達がお水のペットボトルを持ち歩く様が格好良くて流行したという経緯があるんですよ。人間の体の第一の材料「お水」を、もう少し真剣に飲んでみませんか? お風呂のお掃除をしてコーヒーやウーロン茶で洗い流す人はいないように、食事をして栄養を入れたらお水で洗い流しましょう。また「ハーブ」という栄養を体に運んで修理をしてくれる“体の大工さん”を必要に応じて体に入れると、体の中は大掃除状態になります。この時もたっぷりとお水を入れてあげましょう。

どんなに優れた栄養の食事をしても、その入れ替わりを助けてくれる「お水」を入れない事には、使い終わった古い材料は出口を求めて皮膚から出ていこうとするんです。これがいわゆる「吹き出物」。逆に吹き出物が出た時は、お水をたっぷりと飲んであげるとかなりいいみたいです。便秘の人も、ウンチが柔らかくなるようにお水を足してあげましょう。 私のワークショップやクラスでは、せっせと“水飲み休憩”がありますが、お水をたっぷりと飲むためのこんな理由からなんですね。何より体験でそれが気持ちいいので、皆さん自然に習慣となっていきます。そしていつしか“お肌すべすべ”になりますね。

●夏のお水の飲み方は? 夏は皆さん汗をかきますね? 暑いので、体温調節のために、冬より汗をかく量が増えるんです。さて、そうすると、トイレの回数が減っていませんか? ウンチが硬くなったり便秘がちになったりしていませんか? そう、お水を足さなくてはいけない季節なんですね。体の水分量は、どの様な水分の出し方でも、なんとかバランスは取れますが、体にとっていらないものを出すには、排泄が一番なんですよ。ウンチとおしっこで出していれば、臭いのはトイレでだけの話し。しかし、汗で出していると、四六時中臭いんです。通常でも、一日に3リットルは飲みたいのですが、夏で、汗を出し始めたら、更に一リットル水分を足しましょう。この水分は、純粋に「H2O=水またはお湯」と考えてください。清涼飲料水やお茶・スープなどを混ぜて合計してはいけません。また、カフェインの入っているお茶を飲む場合は、その飲んだお茶と同量の水を更に飲まなくてはなりません。カフェインが水分を一緒に連れて出してしまうからなのです。もっと言うと、その水は粒子の細かいものがベストです。細かい粒子のお水は、体内への吸収が良いのですって。・飲むと気持ちのいいお水・がそれですね。しっかりお水の入れ替えをして、いらない老廃物や毒素は、ウンチやおしっこで出して、暑い夏を軽やかに乗り越えましょう。

●冬のお水の飲み方は? 冬は夏に比べ代謝が落ちるので、1リットルから1.5リットルは少な目でいいですね。でも、最低でも2リットルはキープです。そして体を冷やさないために、できれば「お湯」にして飲みましょう。沸騰した熱いお湯である必要はありません。体温くらい、または少しだけ暖かい程度にして、やはりたっぷりと飲みましょう。 夏に比べ、お水を飲みたいと思う頻度が減りますので、心がけて飲むようにしないと、一日の量が少なくなってしまいます。 また、「目で見て」飲む事を習慣にすれば、少なくなるのを防げます。“ペットボトル2リットルを、朝から夕方までに飲み終える”と言うように、どれだけ飲んだか確認ができるといいでしょう。 夜は、昼間より少な目で飲みましょう。時間の間隔と、飲む量を昼間より少な目にします。夜は代謝が落ちるので、お水のペースも落とすのですね。

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