top of page

イヤーリーディング

令和六年 2024

皇紀2684年

大動乱のときに

世界が混沌から抜け出そうとしている。

それは、予てから予想されていたこと。また人々が心の奥底で望んでいたこと。


見せかけの調和に愛想を尽かし、魂が芯から望む世界の調和に向けて、この時代を共にする人々が声を上げ始める。

始まりは、隠されてきた真実を知ること。これが本当だと伝えられて来た様々な嘘が、ガラガラと音を立てて崩れ落ちていく。

崩れさせたのは、私達の内なる力。魂の記憶に刻まれた清々しい有り様に、もう戻らずには居られない。


個人的な私利私欲でかろうじて均衡を取っていた状況は、張力が罹りすぎてぐらつき始める。少しずつ揺らぎ始めたことが、今や世界全体の動きとなって、私達に姿を露わにし始めた。

長く思い込まされてきた偽りの姿は、積み重なる違和感の集積によって暴かれていく。


こんな、世界が大変換を起こす時代に転生して来た魂達は、次第次第に降りた意味を思い出すでしょう。

誕生から今日まで、疑わず信じ続けていたことが、自分たちの力を削ぐためであったと、最早気付かないでは居られません。


数百年に渡って作り上げられた幻想が、終わりのときを迎えた。

さて、私達は、何を知りどこに向かって行動し、どんな言葉を発していけば良いのか? その方向は、誰が指し示してくれるのか?

そんな待ちの姿勢ではもういけないと、内側から湧き上がるように、心から望むものが感じ取られてくる。


感じること。

考えることや情報を集めることではなく、自分を感じ、眼差しの先にあるものを感じ、自らの明日を感じ、そして地球と共に、この先の、未来に指し示されていることを見出していく。

誰もが、その先にあるものを見出したとき、世界が一筋の光と共に蘇る。


地上の時間はまだ遅く、物理的な変化を起こすには、あらゆるものが一度は解体するでしょう。

必要なことも無用なことも、清め祓うべきことも、すべてはバラバラになり、真の導きによって新たに集結していく。

この過程は、決して新しい方法によることではなく、既に知っていたこと、心の中で息づき続けていたこと、何より本来の有り様の中に消えず保たれていたことによる。


長く忘れていた自分が転生に降り立った国の、清々しい立ち姿を、今一人ひとりが生きて現して行く。

令和六年は、様々な立場の人が、時を同じくして同じ方向を指し示して来るでしょう。まったく業種の違う心ある人々が、しかし、それぞれの業種の行く先がまったく同じであると語り始めるでしょう。

それを見付け出し、自分のものとするために、私達は今、自分への揺るぎない信頼と自信を心の中心におきましょう。

それが霊的な光の柱となって、動乱の世界を生き抜き、大変革を越えた調和を見る力となります。

外の世界は荒れ狂います。その強風に飛ばされないために、心の中心に光の柱を立てるのです。


合掌。   寺尾夫美子



bottom of page